この番組では「つよくてニュー卒論」と題して、今から14年前、僕が大学時代に書いた卒論をツッコミながら読んでいきたいと思います。
美大の卒業制作とかだと多くの人に見てもらう機会もあると思うんですが、文学部の卒論ってほぼ書いた本人と教授ぐらいしか読まれないんじゃないかと思うんですよね。
僕が大好きなスーパーファミコンのRPG「クロノ・トリガー」に「つよくてニューゲーム」っていうシステムのオマージュで、今の自分が卒論を朗読してどう思うか、アップデートできるか試していきます。
第1回の今回は、どんな卒論を書いたかについてお話します。フランスの小説家・アンドレ・ジッドの『贋金つくり』についての卒論でした。